《MUMEI》
告白
信之「別に、どうも、思わないけど」
「あえて言えば、大変な仕事だなって、思うかなぁ」
マミ「汚く感じない?」

信之「別に?」

マミ「あのね、…あのね…」
「…嫌われるの、覚悟で言うけど…」

「私、…デリ、してたんだ…」

信之「デリって?…」

マミ「風俗嬢してたの」
「何ヶ月かだけど…」

信之「…」

めちゃビックリ

マミ「お金、欲しくて…」「見栄っ張りだったから…」
「ブランド買って」
「いい服着て」

「バカでしょ…」

信之「よく、やめれたね」
マミ「友也が…、辞めろって…」
「お金なんか、なくても、見栄なんか、張らなくても、生きて行けるって…」

信之「…」

マミ「怒った?…」

「嫌いになったでしょ」

「まだ、ちゃんとエッチもしてないから…」
「捨てても、いいょ、私の事…」

マミが下を向いて言った

信之「ふざけんな!」

マミ「あっ…したいなら、私は、大丈夫だから…」
「そうだよね…あんな中途半端じゃ、…」

信之「マミ、何を聞いても、驚くけど、嫌ったり出来ないよ」

マミ「…」

信之「好きなんだよ、マミが…」
「…」
「話してくれて、ありがとう」
「言いづらかったんだよね」

マミ「ノブ…」
「いいの…私で…」

信之「マミがいいの」
「マミが、俺で良ければだけど…」

また、マミが泣いた



泣いたり、笑ったり

俺達、忙しい

他人(ひと)から見たら、バカだよね、俺達



何度も頬すりをして

何度もキスをした

マミ「ノブ、大好き」

真っ赤になる俺

信之「マミ、大好きだよ」
いちゃいちゃしてた

信之「これからわ、俺だけだからね」

マミ「うん」

マミを押し倒した

マミ「ノブ…」

マミの携帯が鳴った

誰だよ、いいところなのに

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