《MUMEI》

「ぇぇ"ッ‥」





何もないんすかっ‥。





「‥レモン」

「ハイッ、ただ今お入れ致します‥」





輪切りレモンを、

紅茶に浮かべる。





紅茶の色が、

ピンク色になった。






「どうぞっ」

「‥砂糖2つ」

「!!」





砂糖また忘れてたぁぁ‥。






「っと‥2つ、でしたよね」

「‥何ですぐ忘れてまうねん‥」

「ぅ‥‥‥」





俺‥

阿呆なんすかね‥?





やっぱ──

かなり‥?





「‥まぁまぁやな」

「ハイ‥?」

「‥味」

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