《MUMEI》 人知れず、白目をむきそうになっているわたしの耳に、 ふたりの会話が聞こえてくる。 「あんたが、ヘッド?」 義仲が、幾分落ち着いた声で尋ねた。サングラス男は頷く。 それを見てから、義仲はチラリと周りの不良たちを見回した。 「そんで、俺になんの用?」 静かに尋ねると、ヘッドは淡々と答えた。 「俺らのボスから命令されてね。おまえを拉致って来るようにってな」 . 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |