《MUMEI》 「よしッ‥」 スマイルスマイル‥。 「‥‥‥何笑ってんだお前‥」 「っと‥‥‥笑顔の練習?」 「‥何だそれ」 「ぃゃ‥、先生が──」 さっき‥。 『せめてお嬢様の前でだけでも──笑っているように努めてみろ』 って言ってたから‥。 「俺っ、笑う執事になるっ」 「‥は‥?」 「‥‥‥君は一体何を考えて‥」 「先生からのアドバイスっすから☆」 「先生‥‥‥? 二ノ宮先生が君に‥‥‥そう言ったのか‥?」 「おうっ☆」 「───────」 「──こら、何をぼんやりしている佐久間──授業中だぞ。気を抜くな」 「はい‥‥‥すいません」 前へ |次へ |
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