《MUMEI》

.



−−−と、いうことで。



……………知〜〜らないっと☆



助ける気が微塵もないわたしは、そ〜〜っと木陰から離れ、校舎へ向かう。



わたしは切なげに目を伏せた。



−−−義仲………。


出会ってから、短い間だったけど、


あんたは、本当に、




最低だった……。




ヒトのパンツを御開帳させたり、

わざと、カタクリ粉って呼んだり、

鼻血をおもしろがられたり、

無理チューされたり、

必殺技のハイキックを笑われたり、


いろいろあったけど、

……ありすぎたけど!!


全部、水に流してあげるわ。



バイバイ、義仲。

あの世で達者に暮らせよ!!




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