《MUMEI》

「‥‥‥阿呆」

「ハイッ‥!?」

「‥何固まっとんねん」

「いえッ‥ぁ‥‥‥紅茶はもう宜しいんですか‥?」

「もうええわ、十分‥‥‥、ていうかこの薔薇‥どないしたんよ」

「お嬢様の為にご用意させて頂きましたっ☆」

「‥‥‥あ‥た‥し‥の‥?」

「ハイっ」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「お嬢様‥?」





俺──‥

何か変な事言いました‥?





「申し訳ございません‥‥‥あの、俺‥」

「‥あたしの為‥なん‥? ほんまに‥」

「勿論っすよ☆」

「──‥阿呆‥」

「ぇ"」





失礼でした‥

かね‥。

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