《MUMEI》 「──お嬢様、大丈夫ですか‥?」 「っ‥‥‥」 「ぉ‥お嬢さ‥」 「‥あかん‥」 「ぇ‥‥‥」 「やっぱ無理や‥‥‥あたし‥‥‥無理や‥‥‥」 「如何なされ‥、!?」 お嬢様がテーブルクロスをまくって‥ 飛び出して行った。 「お嬢様っ、お待ち下さっ‥‥‥!!」 追いかけようとしたら‥ ガンッと思いっ切り頭ぶつけちまった。 「っっ‥てぇぇ‥」 どんだけ立派な木材使ってるんだよこのテーブル‥。 「桜庭君大丈夫〜?」 「な‥何とか‥」 ‥それより‥。 玲奈お嬢様‥ やっぱり俺の事‥‥‥ 嫌いなのか‥!? 前へ |次へ |
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