《MUMEI》
喧嘩
スゲー美味い

何、この、柔らかい肉は

リオ「ノブ、美味しそうに食べるね」

ノブ「…」

はっ…、がっついちまった…

マミ「美味しいね」

信之「うん、旨い」

リオ「飲めないのが、残念ね、愛も、いいの、ワインあるわよ」

マミ「いいよ、お酒は…」
リオ「…」

一瞬、リオの表情が曇った
リオと目があっちゃった

リオ「帰ってから、…なのね…」
「ノブ、元気そうだもんね」

マミ「うん、だから、邪魔しないでね」

リオ「はい、はい、」
「私も、今日は、お店だしね」

マミ「…」


俺が、無口だったのは、ボロを出さないようにだけじゃなかった

マミを、どう呼んでいいか、わからなかった

愛、とは、呼びたくなかったし…

本名を口にしていいのか…


信之「ごちそうさまでした」
マミ「ごちそうさま」

リオ「近くに来たら、連絡してね、」

マミ「もっと、露出ない服着てくるならね」
「ノブ、リオの胸元ばっか見てるし…」

信之「まったく、見ないのも、失礼でしょ」

マミ「…」

信之「痛い!」

マミにつねられた

リオが笑ってた

車に向かって歩いていると
「よう、リオに愛じゃん」
リオ「あら、ケン、久しぶりね」

マミ「…」

ケン「愛、店に、戻ったのか?」

マミ「…」

ケン「なんだよ、無視すんなって」

マミ「リオ、ごちそうさま、」
「ノブ、行こう」

ケン「待てよ、愛」

マミ「何?…放してよ」

ケン「まだ、怒ってるのか?」

リオ「ケン、見ればわかるでしょ」

ケン「…」

マミ「行こう」

マミが俺の手を握った

マミの手が震えていた

ケン「待てよ、愛」

マミの肩を掴むケン

マミ「放してよ!」

信之「止めなって、嫌がってるじゃんか」

ケン「黙ってろ、お前には、関係ねー」

信之「行こう」

マミの手を握った

ケン「彼氏気取りかよ」

ややこしい奴は無視するのが1番

ケン「知ってんのか、愛は、風俗嬢なんだぜ」

うぜー、今度は、俺に絡んできやがった

無視、無視、

ケン「何人もの、男のチ〇ポくわえて、出されてる女なんだぜ」

マミ「…」

信之「ほら、行くよ」

マミの手を引いた

リオ「口説けなかったからって、嫌がらせはみっともないよ、」

ケン「へっ、いらねーよ」「こんな女」

「リオ、付き合えよ」

リオ「お店に電話して」

ケン「金なら、払うからよ」

リオ「これから、仕事なの」

ケン「いいじゃんか」

リオの腰に手を廻した

リオが嫌がってた

信之「車、乗ってて」

マミにそう言って

鍵を渡し、
ケンとかっていう、ムサイ男を、リオから引っぺがした

ケン「んだ、てめぇわ!」
殴り掛かってきた

こんな人目がある所で、なぐりっこなんかしたくないし

信之「んなろぅ」

背後から抱えこみ押さえ付けた

信之「お前、みっともないぜ!」

ケン「うるせー!」

人だかりができた

ケンを投げ飛ばし

信之「消えろ、お前!」

リオを、BMまで連れて行った

マミが来た

信之「車乗ってろって言ったろ」

マミ「だって…」

高級店の駐車場で騒ぎおこせば目立つよな

人だかり、凄かった

「ケン、何やってんだよ」
マミ「…ヒロ…」

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