《MUMEI》

‥私は‥‥‥私は‥。





えっとぉ‥‥‥。




「‥‥‥ゎ‥私はっ‥‥‥ちょっとは信じるかもですけどっ、でもそんなには──」

「‥占い、お前もやったのか」

「ぇ?」

「‥いんや、何でもねぇ」





とかいいながら‥めちゃめちゃ何かありそうな顔してないっ?





「えっと──‥何か、10問位あって──恋がどうとか」

「!?」

「ん?」

「‥有り得ねぇ」

「あにゃ‥? 何がですか?」

「‥‥‥『あにゃ‥?』」





大武君が、繰り返した。

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