《MUMEI》

川崎先生は、ゆっくり周囲の不良たちを見て、呟いた。


「このまま、なにもしないで引き揚げるなら、今日のところは大目にみてやる」


そうして、最後にヘッドを見つめながら、だが…と、はっきり言った。


「次は無いと思え」


ヘッドの顔が引き攣る。

川崎先生はつづけた。


「今日みたいなバカな真似をしたら、こんどは俺が直々に相手をしてやる……」


いいな?とドスの利いた声で念を押すように呟いた。



あたりが、しーん…と静まり返った。



川崎先生は忌ま忌ましそうに舌打ちをして、大声で叫んだ。


「わかったら、とっとと失せろ、このクズどもっ!!」



−−−怖っ!!


先生、いつもとキャラ違います……。



先生の怒号が響くと、たちまち白い特攻服を着た不良たちの顔が青ざめ、そして我先にとバイクにまたがり、逃げ出していく。



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