《MUMEI》
偶然
お母さんの手術当日

マミにメールを送った

返事は来なかった

たぶん、夜まで電源切ってるんだと思う

仕事帰りに、
心配で病院に寄ってみた

家族以外は、もう入れない時間だった

もう8時近いもんな…

大丈夫だったかなぁ

マミ「ノブ!」

信之「えっ?マミ」

マミが駆け寄って来た

マミ「ノブ」

マミが抱き着いて来た

信之「マミ、」

マミ「メールしようと思って、下に来たら、ノブが居るんだもん、ビックリしちゃった」

信之「なんか心配でさ」
「会えないと思ったけど、来ちゃったんだ」

マミ「凄い、偶然だね」

信之「うん、凄いね」
「お母さんは?」

マミ「まだ、麻酔きいてるから」

信之「そっか」
「マミは、大丈夫か?」
「寝てないんでしょ」

マミ「うん、大丈夫」

病院の隣にある公園を、散歩しながら話した

マミ「先生がね、綺麗に全部とれましたよって」

「転移がなければ、大丈夫だって」

信之「そっか、よかった」「よかったな、マミ」

マミ「うん」

マミが手を繋いで来た

マミ「浮気、してないよね?」

信之「うん」

マミ「エッチな店とか、行ってない?」

信之「行ってません」

マミ「ほんと?」

信之「疑うの?」

マミ「ノブ、来て」

マミに手を引かれ、木の陰へ

マミ「ノブ」

マミがキスを催促してきた
目を閉じて、軽く、つま先立ちして

か、可愛い

唇を重ねた

マミの匂いに包まれた

むにゅ

マミのお尻をさわった

ジーンズの上からでも、柔らかさがわかる

マミ、気にも止めず、激しく、キスを求めてた

俺達は、狂ったように、キスをした

マミ「ノブ、会いたかったの、 」
「すっごく、会いたかったの…」

信之「俺もだよ」
「マミに会いたくて…」
「気が狂いそうなぐらい、会いたくて…」

マミ「うん」

マミのおっぱいに手を

マミ「ん…ノブの手、優しい」

キスしながら、マミの服の中へ手を

ブラも一気に押しのけて

もんだ

人の気配がした

俺は手を抜いて
マミを抱きしめていた

マミも、ビックリしたのか俺の胸に顔を埋め、隠れるようにした

いちゃついてるのは、バレバレだけどね

マミ「ビックリしたぁ」

信之「マミ、あっち、行かない?」

もっと、人目につかない方を指指した

マミ「…」

信之「…」

マミ「ノブ、…ごめん…」「私も、もっと甘えてたいけど、そろそろ、戻らなくっちゃ…」

信之「あっ、そ、そうだよね…」


病院の入口まで、マミを送った

マミ「ありがと、ノブ」
「来てくれて、」
「会えると思ってなかったから、」
「凄い、うれしかった」

信之「俺も」
「嬉しすぎて、」

「ごめんね、マミ」

「俺、不謹慎だった…」

「お母さん、まだ、眠ったままなのに…」

マミ「ノブ…」

信之「反省してます」
「マミ、また、来るね」

マミ「あっ、…うん…」

ちょっと、後味悪い、さよならをした

ダメだなぁ…俺…

自己嫌悪

頭の中、エロばっかりだ

はぁ…

マミに、嫌われちまうなぁ

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