《MUMEI》
マミの部屋
マミ「簡単に話すと、こんな感じかな」

マミ「男、居なかった時期もあるけど…」
「誰かを、キープしときたかったのかも…」

「淋しくないように」

「それなりに、好きだった人達だよ」

「けど、別れても、痛くない人達だったの」

「好きだけど、愛じゃなかったのかな?…」

「都合いい、男だったのかもね」

マミが俺を見た

マミ「本気になったのは、ノブが初めて」

信之「うん」

マミ「…不愉快?」

信之「大丈夫だよ、俺、復活してるから」

「何を聞いても、へっちゃらだよ」

強がった

マミ「全部、知ってもらうの、」
「ノブには」

「嘘も、つかない」

何か、マミの強い、決意を感じた気がした

マミ「ノブ、ちゃんと聞いてね」

信之「うん…」

マミ「初めてエッチしたのは、この部屋で…」
「相手は、裕也だよ」

信之「…」

マミ「お母さんにスキン、見つかって、凄い、怒られたの」

頭を、何かで殴られたような気がした

ガンガンいってた

マミの話しを止めさせた

信之「ストップ!」

「今日は、心の準備が…」
マミ「…」

信之「もっと、ちゃんと聞きたいから」
「今日は、止めよう」

マミ「…」

信之「痛い事も、楽しい事も、」
「全部をマミと共有したいんだ」

「けど、今日は…」
「ここまで…」

マミ「ノブ、…」

信之「今、わかった事は」「顔じゃ、俺、そんなに負けてないかな」

「ヒロ、ぐらいだな、ライバルは」

「うん」

「気持ちじゃ、俺が1番だ」
「誰にも負けない自信がある」

マミ「……全部、ノブが1番だょ」
「私の中では、ノブが、1番なの…」

信之「うん」

マミの手を引いた

マミ「…」

マミを抱きしめた

座ったまま
お姫様抱っこするようにして

マミと、唇を重ねた

信之「ごめんな、俺、嫉妬深くて」

マミ「ううん」
「へんに、誤解されたり、勘繰られるね、ヤ、だから…」
「全部知ってもらおうって…」

信之「今度、しっかり、聞く」
「今は、こうして、いたい」

マミを抱きしめた

マミも、俺を抱きしめた

落ち着くなぁ

マミの匂い…

何も話さなくても、

この温もりがあれば

安心出来る


安心、しすぎたのかな

そのまま寝ちゃった

俺たち…

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