《MUMEI》

「良くやったな」

「先、生‥?」

「──晴れて下の上にはなった訳だ。だが、気を抜くなよ? まだ下級である事に変わりは──」

「やったぁーっ☆」

「全くもって聞いていないようだな‥」

「っしゃあ―☆」

「分かった分かった‥嬉しいのはよく分かったからとにかく‥‥‥次は中級に行けるように」

「ハイっ、頑張りまっす☆」





ヤバい俺めちゃめちゃ嬉しい──。





「話は以上だ。戻っていいぞ」

「──先生」

「‥?」

「俺っ、絶対特級いきますから☆」

「自信満々なのはいいが──破天荒は大概にしておいた方がいいぞ」

「破天荒?」

「お前は時々──後先を全く考えずに突っ走る‥」

「ぁ‥あはは、気をつけます──」

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