《MUMEI》
不安な日々
帰って直ぐ、爆睡しちゃった

マミからの電話で
目が覚めた

久々に、マミの声を聞いた気がした

マミ、今日から働かされたんだって

マミもクタクタだって言ってた

お母さんは、元気だって

良かった

夜中まで、電話してた

3時間近くも

充電しながら、

会いたい

我慢だぁ

マミも、会いたいって、泣いてた



こんな日がずっと続いたら、ダメになっちゃいそうだ
電話を終えると不安になる
マミ、土日休みになっちゃうから、休日合わないし

新しい職場で出会いもあるだろうし…

すっごく、不安だ…



目茶苦茶な作業工程で
早出残業が続いてた


工場長「ノブ、社長がお呼びだ」

へ?

本社から、社長来てんの?
俺、会った事ないし



……

えらいことになった

研修だって、…

出張だよ…

泊まりで10日…

明日から…

マミに会えない



その日の夜も、長電話してた

マミ、お母さんと口喧嘩しちゃったんだって

マミ「八つ当たりしちゃったの…」

信之「仕事、ストレス?」
マミ「ううん…」
「ノブに会えないから…」
信之「そっか…ごめんね…」

マミ「ううん、こうして、声聞けるだけでも、落ち着くんだ」

信之「うん、俺も」

嘘、俺はめっちゃ不安で、会いたくて、

マミ「お母さんがね、」 「少し会えないだけで、壊れるようなら、同棲したって泣いて帰って来るだけだでって」

「ムカついちゃった」

信之「俺も、めっちゃ不安…マミを誰かに取られちゃいそうで」

マミ「私だって…」

信之「マミ、少しでもいいから、毎日、声聞かせてよ」

マミ「うん」
「私も、ノブの声聞きたい」


毎日、おやすみ、のコールをする約束をした

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