《MUMEI》

「やぁんっ///」
「よし、俺が挿れてやんぜ♪貸せよ」

そう言って武が手を伸ばすと、はるちゃんは後ろにヒョイっと下がってその手を避けていた。

「かなたにそんな風に触るな…それに、俺が挿れるから心配するな」

そう言うと二人とも、俺を挟んで睨み合いをはじめてしまった…。

「かなた!」
「んっ?!」
「どっちに挿れてほしいか言え!」
「えーっ///」

挿れてもらうのを、どっちか選べって…そんな///


武は…さっきので分かるように、座薬を挿れただけでは済みそうに無いくらいエッチな事してきそうだし…。

はるちゃんも…たまに俺が寝てるときとか、イタズラしてきたりするけど…武ほど激しくないから…。

だから…。

「…はるちゃん、お願い///」

そう言って俺は恥ずかしいけどベッドにうつ伏せで寝転がると、はるちゃんに向かってお尻を高く上げた。


「ん…///」

武にされる荒々しい感覚とは違う、スッと入っていくはるちゃんの優しい指の感触にゾクッとする。

「もう…いいぞ」
「…うん///」
「かなた、もしかして…もっとして欲しかった〜とか言うんじゃねぇだろうな?」
「やっ!武のバカっ///」

でも、その通りだったりする…。

はるちゃんに挿れてもらってる間も、もっと触って欲しいと思ってしまった…。


俺、はるちゃんの事…。


「かなた…もう寝ろ」
「うっ、うん…///」

はるちゃんに言われ、あわてて寝巻きを直して布団の中に入ると、武と目が合った。

「お前の好きなはちみつパンとか色々買ってきたからよ…腹減ったら食えよ」
「うん///」

そう言って俺の頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。

さっきのは無し、武…大好きだよ///

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