《MUMEI》

ホームセンターに向かう車の中で

マミ「高橋さんから昨日の夜、電話来たの」

信之「先輩なんでしょ」

マミ「うん、」
「ノブ、店員さんにも、人気あったって、言ってたよ」

信之「見てくれは、マミのおかげで、多少良くなったけど、中身は、変わってないよ」

マミ「ノブは、そのままで、素敵だよ」

マミが手を繋いで来た

マミ「ヤキヤキした?」

信之「うん…だいぶ、なれたけど…」
「どこ行っても、マミはモテるんだね」

マミ「…私は、ノブだけ居てくれれば、いいの」

信之「マミ、会社でも、モテモテでしょ…」

マミ「若い人、少ないしね、外来の人とかで、モーションかけてくる人はいるけど」
「眼中ないもん」

信之「そっか」

マミ「セクハラは、あるけどね」

信之「!ええっ!」

マミ「触られたりとかは、ないけど」
「昨日は彼とエッチしたのか?とか」
「…オッサンばっかりだから…」

信之「…」

マミ「食事とか、誘われるけど、適当に断っちゃうの」
「回るお寿司なんか食べないって」

信之「…」

マミ「ひとりね、銀座のお寿司食べさせてあげるって誘って来た人が居るんだ」
信之「…」

マミが悪戯っぽい、顔をしながら、俺の顔を覗き込む
信之「わざと、俺に、嫉妬させてる?」

マミ「うん」

信之「…」

マミ「だから、彼氏も誘っていいですか?って行ったら逃げちゃった、その人」
信之「はぁ…」

マミ「なに、ため息ついてるのよ」

信之「ヤキモキMAXだぁ」

マミのスカートの上から、大事な所を

むにゅ

マミ「きゃっ」

信之「あっ、トラックの人に見られちゃった」

マミ「も、もう、エッチぃ…」

仕返ししてやった

マミ「…感じちゃうじゃん…」

信之「!…」

マミ「…夜ね…」

信之「うん…」

俺も、マミも、真っ赤な顔しながら、

手を繋ぎ、

車を走らせてた



マミ、高い物買わない

マミ「節約出来る物は、節約しなくっちゃ」

信之「うん」

炊飯器と、鍋、電子レンジを買った

信之「ずっと、使える物は高くても、いいよ」

マミ「また、欲しくなるよ、引っ越したり、したら」
信之「うん…」



マミが使うシャンプーとかを買い物カゴへ

同棲する実感がわくなぁ

お米も買った

なんか夫婦みたい

マミ「あっそうだ、買っとかなきゃ」

マミに手を引かれた

せ、生理用品

なんか、恥ずかしいなぁ俺…

マミ「もうすぐ、なっちゃうよ」

信之「そうなんだ」

マミ「…今、ドキドキしてるでしょ、ノブ」

信之「うん…」

マミ、わざとやってるな…
信之「スキンも買う?」

仕返ししたる

マミ「…」

マミをスキンが置いてある棚の前に来させ

信之「どれがいい?」

マミにも、恥ずかしい思いさせてやるんだ

買い物客が俺達をチラッと見た

女の方が、こういうの、恥ずかしいだろう

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