《MUMEI》

「お帰りなさいませっ、お嬢様☆」

「‥‥‥何やねん今度はエラい弾けよって‥」

「ぁ、えっと──スマイル意識で──」

「‥それやったらはっちゃけ過ぎやん」

「ぅ‥‥‥、じゃあ、ど‥どうすればッ‥」

「まぁ、あんたがやりやすいんやったらええわ」

「──ぇ」

「‥続きやり」

「ハイッ──‥。どうぞ、おかけになって下さい☆」





うん、

何かこっちの方がやりやすいかもだ。





「では紅茶、お注ぎしますねっ──」





ティーカップに紅茶を注いで、

角砂糖を2つ投入。





よしっ、

完☆璧!





「‥‥‥‥‥‥‥」

「?」

「‥腕、上がったな」

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