《MUMEI》 (なんで…? なんで後ろ向きのままボールの位置がわかったんだ?) 訳のわからない三島。 しかし、 偶然でもマグレでもなく、 クロにはボールの位置がわかっていた。 … (ボールを見ながら走ってたんじゃどうしたって遅れる。 少しでも離されない為にボールを見るのは諦めたよ。 でも三島。 お前の走るコース、 そしてお前の視線を考えればパスの軌道はある程度読める。 ボールを取る為にお前がスピードを緩めた瞬間チャンスは生まれる。 後は予測したコースに飛ぶ。 それだけだよ。) … クロはボールを翔太に回すと、 すぐに翔太からボールをもらう。 三島がいないディフェンスの穴を攻めたのだ。 「詰めろ!!」 すぐに間を詰める秀皇ディフェンス。 が、 クロはディフェンス手前でパスを出す。 (引き付けといてやったよ。) (グッジョブクロ!!) そのパスの先には、 外へ切り込むヤマトがいた。 「ナイッシュー!!」 シュートが決まる。 10対8。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |