《MUMEI》

必ずや、

中級になってみせます☆





「──翔〜、弁当食ってる時まで教科書読まなくても良くないか?」

「気を抜く訳にはいかないのだっ、試験が終わるまではっ☆」

「‥何故そんなにも燃えているんだ‥?」

「絶対進級☆」

「‥‥‥何があったんだ‥? 一体‥‥‥」

「桜庭君、調子出てきたみたいだね──」

「ハイッ☆」





明日──

絶対受かってみせる。





お嬢様のご苦労を無駄にしない為にもっ。





「──っし‥」





寝る前にもう1回復習だな──。

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