《MUMEI》

リオ「じゃあ、マミ、」
「貴女は?、」
「ノブ君と結婚するとき、私を呼ばないつもりなの?」

マミ「何で、そうなるのよ」
「リオだけ、参加してもらえばいいじゃない」

リオ「だったら、マミだけでも来てくれたって…」

マミ「意味が違うでしょ」
信之「はい、言い争いはおしまい」
「喧嘩しに、来たんじゃないでしょ」

「マミ、冷静にね」

マミ「うん…」

信之「俺に関わる事なんだね…」

マミ「…」

信之「お店絡みでしょ」

マミ「うん…」

リオ「…そっか…」
「マミは、私と、縁切りたいんだ」

マミ「そうは言ってないでしょ」

リオ「そういう事じゃない!」

マミ「わかってよ、リオ」「私を苦しめたいの?」

リオ「…」

「ただいまぁ、」

買い物袋を抱えて、彼氏が登場

って…

ヒロ……

マミ「…」

リオ「お帰りなさい」

ヒロ「マミ達、どうだった、来てくれるって?」

リオ「嫌だって…マミ…」
ヒロ「うん、仕方ないよ」
リオ「でも、私は、マミに来てほしかったの」

ヒロ「……」

マミ、下を向いてた

ヒロ「人、それぞれ、考え方、あるからね」
「ごり押ししちゃ、ダメだよ、リオ」

リオ「…」

ヒロ「せっかくだから、飯食って行ってよ」

マミ「…」

ヒロ「…」

沈黙が続いた

マミ「ノブ、帰ろう」

リオ「マミ…」

マミ「リオが、私を理解してくれないなら」
「…もう…付き合えなくなる…」

リオ「マミ…」

リオの目に、涙が…

信之「マミ、」
「リオと、とことん話な」
「縁切るにしたって、これじゃ、後悔するよ」

「どうせ、縁切れるなら」「とことん、理解し合えなかったって、」
「納得できたほうがいい」
「きちんと、前向いて、話せば、」
「お互いの、気持ちは伝わるはずだよ」

「結果は、わからないけどね」

マミ「…」

信之「俺と、マミがそうだろ」
「そうやって、わかり合えていったじゃん」

マミ「…ノブ、不愉快でしょ」

信之「もう、同じじゃね?」

マミ「…」



リオ「何で、ノブ君が不愉快なの?」

マミ「…リオに、言ったよね、私…」
「ノブには、全部話して、私を、理解してもらうって」

リオ「聞いたわ…けど、理解してもらったから、一緒に暮らしてるんじゃないの?」

マミ「頭で理解したって、心は別よ」

リオ「そんなの、理解って言わないわ」

マミ「リオ、貴女の基準が全てじゃないのよ」

リオ「…」

ヒロ「そうだね、」
「リオは、そういう所あるね」

リオ「理解出来ない」
「マミが、何を言いたいのか…」

マミ「…」

リオ「ハッキリ言って、マミ」

マミ「はぁ…、言葉、選びながら、話せないよ…」

「そんなに、頭、よくないから…」

信之「俺、席、外そうか?」

マミ「…それも、ダメ…」「私には、選べない選択肢…」

ヒロ「俺も、席を外せば、大丈夫だろ…」

マミ「そう言う問題じゃぁないわ…」

リオ「なら、私と、マミが何処かで話す?」

マミ「…」

信之「リオさん…天然でしょ」

ヒロ「ぷっ、言われてらぁ、確かに、天然だよな、リオは」

リオ「なに、変、私…」

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