《MUMEI》 扉が、 開く。 お嬢様が、 入って来る。 「──お帰りなさいませっ、お嬢様☆」 うん、 この調子だ。 「紅茶の支度が出来ております、どうぞっ──おかけ下さい☆」 「───────」 俺が椅子を引くと、 玲奈お嬢様がちょこんと座る。 「紅茶、お注ぎ致しますね──」 ティーカップに、 半分位。 角砂糖2つも忘れずに──。 「お味の方は──如何ですか?」 「‥うん」 頷いて、 今度はフォークを手にした茨姫。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |