《MUMEI》 お嬢様に担がれて、 試験室から出て来た。 何か‥ 逆だよな、 これ‥。 「‥ぅおあッ‥!?」 床に放り出され── て‥ ない‥。 「‥もう歩けるやろ、自分で」 「ハイッ‥どもっす──」 答えたら、 茨姫はそのまま歩いて廊下を曲がろうとした。 「あのっ──」 「‥何や阿呆」 「申し訳ございません、でした‥手を煩わせてしまい──」 「‥‥‥‥‥‥‥」 ツカツカと戻って来るお嬢様。 「──阿呆」 「ハイ‥? ──ッ‥!?」 「‥‥‥結果、分かったら教えに来ぃ」 「ハイッ、かかか畏まりましたっ‥」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |