《MUMEI》

わたしの返事に、義仲は面白くなさそうな顔をした。

「そういうこと、言っちゃう?」

わたしは、はぁ?と眉をしかめる。

「言うわよ、ホントのことでしょ?」

義仲は顔を離し、へぇ〜〜と感心したように、大きな声をあげた。




「チューまでした仲なのに?」




学食の空気が凍りつく。




わたしの唇の端が、ヒクッと引き攣った。


………おまえ、



………今、なんて言った〜〜〜!!!!




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