《MUMEI》

リオ「マミ、そんなに下手じゃないわよねぇ」

マミ「リオ…」

リオ「私が仕込んだんだもの…」

信之「仕込む?」

マミ「ちょっと、リオ…」
リオ「そうよ、マミを抱きながら教えたのよ」
「テクだけで、男を満足させるの大変なのよ」

「下手過ぎると、入れさせろとかって言い出すから」
信之「抱きながら??」

リオ「えっ?…」
「マミ…話して、ないの…」

マミ「…もっと後で…」
「今は………」

信之「抱いた……」

箸で肉を持ったまま
フリーズした、俺

マミ「……ノブ…」

信之「……」



リオが気まずそうに、ヒロを見た

ヒロは、天井を見てる

マミは、俺を見た後、下を向いてる

信之「…レズ?…」

マミ「ち、違うよ、」
「教わるときは、みんな…」

リオ「店長が教えるより、私の方が…まだ…マシでしょ…」

信之「…店長…」

マミ「隠してた訳じゃ…」
信之「…」

マミ「ノブ…」

信之「リオと、マミが、裸で…」

マミ「…ノブ、聞いて、あのね…」

信之「…女にも、ライバルが…」

マミ「違うの!」
「ノブ、こっち見て!」

信之「はい…」

マミ「リオのバカ!」
「ノブが、壊れちゃったじゃないかぁ!」

リオ「だって…知ってると思ってたから…」

マミ「ノブ…」



正気に戻るのに、5分ぐらいかかったかなぁ

リオ「誤解しないでね」
「私だって、同性より、異性の方が、好きよ」

「スイッチ入れれば、同性とも、デキルけど」

「マミは、苦手みたいだから」
「ヒロ、呼んで、3人でしたのよ」

信之「3P!…」

マミ「リオ、黙って!お願い!」
「話しが、ややこしくなるから!」

マミと目が合った

マミ「あのね」
「誰かに教わらなきゃ、ダメだったの」
「店長とか、マジ、嫌だったし、だから…」

「リオに…」

「でも、実際、通じるか、わからないでしょ」

「だから、…」

「ヒロなら、害ないからって…」

「一度だけ、」

リオ「けど、射精はさせなかったわよ」
「途中で、私が替わったから」

「お金貰ってないのに、射精させたら、悪いでしょ」
マミ「リオ、黙ってよぉ!」
「ややこしくなるから!」
信之「で、マミは上達したんだ」

リオ「リピーター増えたわよね」

マミ「……」

マミがリオを睨んだ

マミ「確かに、上手になったかもだけど」
「ノブとは、そんなんじゃないの」
「身体でつなぎ止めるんじゃ嫌なの」

「話す順番だってあるんだから!」
「…」

信之「…」

マミ「隠してた訳じゃないからね」

信之「ふぅっ」
「まだまだ、いっぱいあるかもね」
「ビックリする事が」

マミ「そんなにないよ…」
信之「いいさ、あったって」
「どうせ知るなら、マミの口から聞きたいな…」

「もしくは、秘密のまま、通してほしいな…」

マミ「ごめん…」

信之「謝る事ないよ、マミ」

マミ「…うん…」

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