《MUMEI》

(ダブルポストなんかしないよ。)


クロはその位置から、


「おっ!!」


ポストにパスを出す。


(後ろ向きかよ…!!)


「ナイスパス!!」


これが通る。


(あちゃ…
ちょっとずれたか…)


難しい体勢から不和のシュートが打たれる。


「ナイッシュー!!」


(おっ、
ラッキー。)


後半12分。
11対11。


「同点!!」


「戻るぞ!!」


ディフェンスに戻る海南クラブ。


秀皇大学はリスタートをしかけない。


(…ここまで細かくリスタート入れてた癖に。


素直だね。


やっぱ狙ってたってわけね。)


「恭介。」


「あん?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫