《MUMEI》
おまけ…次の日
『ラルムくん…』


煌は朝食に現れた
ラルムを見つめた。


…なんか一晩で色気
が出ましたね?香り
も強くなったような
……。


『……まさか…』

クンクン…
ラルムの首筋に顔を
近付ける煌…


『魔王様の匂いが
しますよ、ラルム
くん?』

ソッと耳に囁く…


『…!?』

赤くなったラルム
くんの顔を眺めて
楽しんでいると…

ガバッ!
急にラルムくんの
身体が引き離され
た…


『煌…ラルムを襲う
な!と言っただろ?


ラルムくんの後には
嫉妬に狂った手の早
い魔王様…


…あららっ…一寸
からかっただけな
んですけどね…


『すみません魔王
様…』

ま、ここは素直に
謝って置きますか
ね…まだ私は死に
たくありませんか
らね……(笑)


ラルムくんから美味
しそうな香りがした
のは内緒です…



…おしまい…

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