《MUMEI》

「お嬢様〜! どちらにいらっ‥‥‥」





立ち止まった‥

っつーか固まった。





「お嬢様っ‥!?」






まさかまた寝てるんすか‥!?





しかも廊下でっ‥。





「お嬢様、あのっ──」





ってこんな事じゃ起きないんだったぁぁ‥。





「──よっ──」





取りあえず──

どっか安全な場所に‥。





となるとやっぱ保健室‥

だよな‥?





「──失礼しまーす──‥あの、ベッド借りていっすか?」

「勿論。──そちらのお嬢様は‥?」

「俺の姫っす☆」

「姫‥?」

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