《MUMEI》

わたしは目を見開いて、おじいちゃんを見た。


「このジジイ!!もういっぺん言ってみな!あの世に送ってやるから!?」


千影の腕の中で暴れ狂った。

その様子を見て、昌平が大声で笑い、

クラスのみんなは、引き攣った顔でわたしを見ていた……。







−−−結局。







おじいちゃんが拒否したことで、席替えは叶わず、


わたしは未だ、義仲の隣の席のまま。






………ああ、神さま。



あんまりです………。





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