《MUMEI》 わたしはものすごい勢いでバッグの中から鏡を取り出して、覗き込む。 ……そこに映し出されたのは、 世にも恐ろしい、 麿眉毛の、わたしの青ざめた顔だった。 …………いっ!! …………いやああぁぁぁぁぁッ!! そうだ。 ベースメイクに気を取られ過ぎていて、眉毛書き忘れてた………!! ウッソォォッ!? この麿眉毛で電車乗っちまったよ!! つーか、鏡見てなぜ気づかない、自分!! 恥ずかし死にするッ!! . 前へ |次へ |
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