《MUMEI》

マミ「ノブが射精したのが、わかる…」
「私の中で……暴れてる…」

信之「マミを、奪いたい」
マミ「何から?」

信之「わからない…」

マミ「ノブ…もっと、嫉妬して」

「私を、欲しがって」

信之「マミの全てが欲しい」
「過去も…未来も…」

マミ「うん…」

長い、長い、キスの後

マミ「中に、出されて、
嬉しいと思った人って…」「…初めて」

信之「…」

マミがゆっくりと立ち上がった

マミの太ももに、滴る白い液

マミ「待ってて」

マミがキッチンに言った

その間に、布団をひいた

マミ「ノブ、子供は、まだ先でいいよね」

信之「ん?」

マミが何かを飲んだ

信之「…何、それ…」

マミ「…」

俺の手を引き布団に横たわるマミ

マミ「今から、話す事」
「…誰にも、話してない事なの…」

マミが、俺の胸に顔を埋めた

マミ「顔見られてると、話せないから…」

マミの頭を撫で、軽く抱きしめた

マミ「今、飲んだの、」 「ピル…」

「お店に出てるとき、」
「乱暴されたの、 話したよね」

「生理、いつだったって聞かれて…」

「危ないの、知ってて、わざと…」

「…死にたかった…」

「ヤクザみたいな、知らないオヤジの子供なんて…」
「…どうせ、ピル、飲んでるんだろって…」

「…慌てて、病院行ったの…」

信之「関係ないよ…」
「過去に、何があっても」
マミ「…妊娠は、しなかったよ…」

「けど……」



マミ、震えてる

泣いてるのか?

マミ「病気……移されたの…」

「今は、感知してるよ」

「だから…ノブ、大丈夫だから…」

信之「…」

マミを抱きしめた

信之「マミ…」
「マミが病気なら、俺も、病気になるよ」

「二人で治療しよう」

マミ「今は、大丈夫…」

信之「何でも、二人一緒だよ」

「良いことも、悪い事もね」

マミ「うん」

信之「二人、一緒なら」
「悪い事は、半分になるし」
「良い事は、倍になるんだ」

「だから、」

「二人、一緒が、1番いいんだよ」

マミ「うん…」

マミ、泣いてる、

肩を、震わせて



信之「泣き虫だなぁ」
「マミは…」

マミ「うん…泣き虫なの…」
「だから」
「ノブが居ないと」

「生きて、いけないんだ」
信之「ここに、居るじゃん、俺」
「手を伸ばしてごらん」

マミを強く抱きしめた

マミ「うん、ノブが居る」
マミが強く、おれに、しがみつくように

抱き着いてきた



マミ「寝ちゃった?」

信之「起きてるよ」

まだ、マミは顔を出さない
マミ「汚い女って、思わない?」

信之「ばーか、思うわけないだろ」

マミ「…」

信之「マミは、俺が幸せにする」

マミ「うん」

俺の胸に頬擦りする、マミ
マミ「こうしてると」
「エッチなんかしなくてもいい」

「ノブと、こうしてるだけでいいって、思うのに」

「ノブが嫉妬してくれると」
「無性に、エッチしたくなるの」

「私、変なのかなぁ」

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