《MUMEI》

猪狩と別れ、


クロは恭介の家に向かっていた。


その最中。


「あ〜、


あのさ…


クロ。」


「ん〜?」


「わりぃんだけどコンビニ寄ってくんね?」


「別にいいけど…
朝待ち合わせしたコンビニじゃダメなの?」


「ん…


うん。


できれば別のとこ。」


「…?
い〜よ別に。」


恭介の要望通り、


途中コンビニに寄る。


クロは携帯をいじりながら車内で恭介を待った。


「わり!!」


「何買ったの?」


「ん…
いろいろ。」


「…?
そっか。」


再び車は走り出し、


2人は恭介の自宅付近のコンビニに着く。


「じゃ。
またな。」


「うん。
お疲れ。」


「お疲れ〜。」


長い1日を思い出しながら、


クロは車を走らせる。


ようやく帰宅するクロ。


「ただいま。」


ここに来て疲れを感じたのか、


自分の部屋に行くとすぐにクロは眠りについた。

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