《MUMEI》

「どうぞ」

 お茶を煎れて持って行くと、なぜかさくらさんに頭を撫でられてしまった。

「ありがと〜気が利く嫁だねぇ♪」
「ぇ…あ…どうも…」
「かわいーねぇ♪アキラくんがおヨメさんなら、さくらちゃんはもうおシュートさんだねぇ〜♪」

 パパさんがそう言った瞬間、さくらさんのヒールがパパさんの脛にヒットしていた。

「うッ!」
「うきゃっ♪きゃっ♪」

 マックスさんが膝を押さえてもんどりを打っている姿を見て、くるみちゃんが久しぶりに大声を上げて笑っていた。


「マンマぁ〜ん♪」

 みんなでお茶をしながら僕の事や克哉さんの昔話やご両親の話をしていると、それまでパパの膝で横になっていたくるみちゃんがムクリと

起き出してパパの膝元から離れると、甘えた声を出しながらママの所までつたない足取りで歩いていった。

「ママ〜おっぱーい」

 そう言ってママさんの膝元にちょこんと座ると、くるみちゃんはそのシャツの上からママさんの大きな胸を大胆に触っていた。

「おいおい、まだ飲むのかくるみは〜」
「おっぱ〜い、飲むの〜♪」
「しょうがないなぁ〜」

 甘えるくるみちゃんにせがまれて、ママさんは躊躇無く僕らの目の前でシャツのボタンを外しはじめると、僕が嫌な予感を感じる間もなく

突然おっぱいをさらけ出した。

(ぅ、うわぁっ///)

 くるみちゃんの顔が半分ぐらい埋もれるくらい日本人離れした大きなおっぱいが突然目の前に現れた。
 僕は今まで見た事も無いその光景にビックリして、ただ視線だけを反らして固まってしまった。

「…相変わらずだな、少しは隠すとかしたらどうだ」
「何言ってんの、アンタもコレで育ったんだから〜♪」

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