《MUMEI》 ◆「よぅミカ」 それは幼なじみのケンだった。 午前10時だというのに、どうしてケンが? 「お前、今日もズル休みかよ」 「うるさいわね」 「学校、来いや」 「っ…!嫌よ!あんな暗くて不快指数の高い教室なんて!」 わたしは、何も知らないで平気でそんな事を言うケンに腹が立って怒った。 「わたしにとって学校は一番最低の居場所なのよ!?」 わたしはいつの間にか涙を流して涙していた。 前へ |次へ |
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