《MUMEI》

天丼マンは目に薄ら涙を浮かべ、雪が舞う窓の外を眺めていた…。



天丼マン「あぁ…こんな美味しい料理…


…女房と娘にも食わしてやりたかったざんすねぇ…。」



視線の方角には札幌がある…


おそらく別れた女房子供が住んでいるのだろう…。



ドキン「うふふ…その願いなら、すぐに叶うわよ…」



天丼マン「え…?」



驚く天丼マンの前に、ギリシャ産の白ワインが運ばれてきた。



ドキン「ねぇ…乾杯しましょ…」



ドキンちゃんは妖しげな笑みを浮かべて、ワイングラスをかざした…。



天丼マン「え?…何ざんすか?」



ドキン「あなたの門出に…」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫