《MUMEI》

──って訳で。





来ちゃいました、並木道──。





何気に手繋いじゃってるんだけどっ‥。





しかもカイ君‥。





やっぱカッコいいじゃんっ‥。






「お前‥‥‥」

「ハイ?」

「‥かわっ‥‥‥」

「川‥?」

「‥ちげーよ‥」





カイ君、何でか呆れ顔‥。





あれ‥川じゃないの?





「──ぁ"ッ」

「は‥? ──っておいっ‥」





いきなり私が背中に隠れたから、カイ君がビックリした。





「‥オイ、アンズ‥」

「ダ‥ダメなんです‥」

「‥何が」

「で‥‥‥でっかいワンコが‥」

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