《MUMEI》

「‥何って分かんだろ」

「おんぶは分かりますけどッ‥何でおんぶされちゃってるんですか私っ‥‥‥」

「‥お前がトロいから」

「んなッ‥」





ななな何ですとっ‥!?





カイ君が速過ぎなんじゃんっ‥。






私ちゃんと走ってたのに〜‥。





お腹空いてたからダメだっただけなんだってばぁ‥。





てか私‥今‥男子におんぶされてるんだよね‥。





何かあり得なっ‥。





私がカイ君と付き合ってる事自体あり得ない訳だけど‥。





「──カ‥カイ、君」

「‥?」

「──ぁ‥やっぱりいいです‥何でもないです‥」

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