《MUMEI》 「何でまたヘアバンドなんて欲しいんすか?」 「…お前に関係ないだろ。」 「…まっ、 い〜ですけどね。 欲しいメーカーとかあります?」 「…別に。」 「じゃスポーツ店行きましょうか。 とりあえず一通り揃ってるし、 自分も丁度両面テープ切れてたんで。」 「…あぁ。」 これまであまり喋ったことのなかった村木と話す椎名は、 少し新鮮さを感じていた。 確かに絡みづらい部分はあったが、 その性格を理解し始めていた。 (なるほどね〜。 話してみると案外おもしろいかもしんない。 ユキヒロさんが昔あいつはおもしろいって言ってたけど、 結構当たってるかも。) 大通りの中にある小さなスポーツ店に着く2人。 ハンドボール用品を売っているスポーツ店は中々ない。 ハンドボーラーの悩み所だ。 2人が来たスポーツ店は、 小さいながらもハンドボール用品の充実した店だった。 「いらっしゃいませ〜!!」 店内に入る2人。 椎名に案内され、 村木はヘアバンドを選び始めた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |