《MUMEI》

人混みをかき分け、


関谷と日高の2人が大通りを歩いていた。


「大通りのどこだよ?」


「たぶん入り口だろ。」


大通りを駅方面に歩いた。


「あれじゃね?」


「え!?
どんだけ皆早いんだよ!?」


待ち合わせ場所には既に数人が来ていた。


ユキヒロ、


椎名、


村木、


沖、


佑香の5人だ。


そこに関谷と日高が合流する。


「お前らどんだけ早いのよ!!」


「や、
自分たち通りいたんで。」


「俺も。」


「…つ〜か何すんの?」


「峰田と千秋は?」


「もうちょいで来るって。」


「何すんのって!!」


「2人が来たら話すよ。」


「教えろよ〜!!」


「もうちょい待っとけよ。」


入り口で2人を待つ。


数分後、


千秋が現れた。


「はぁ…はぁ…」


「おっ来た。」


自転車を汗だくになってこぐ千秋。


「はぁ…はぁ…
なっ、何したんですか?」


「いや〜ちょっとな。」


「急いで来いって…」


「峰田がまだなんだよな〜。」


「お〜っす。」


峰田が歩いてやって来る。


「お前千秋を見習えよ!!


汗だくになって来たんだぞ?


お前何アイス食いながら歩いてんの?


途中でコンビニ寄りましたみたいなのいらね〜から。」


「…わり!!」


「はぁ…」


「ま、
これで全員集合したじゃん!!」

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