《MUMEI》

ザーッ!!










…それから先、


どんなことを話したのかはあんまり覚えてない。


耳がただの飾りのように、


全くその役割を果たしていなかった。


ぼーっとしていて、


気付いたら車の中にいた。


うん。


ただ覚えているのは、


僕に彼女ができたってこと。



















…次第に落ち着いて来た。


ホッとした…。


気が抜けたのかな…。


力が一気に抜けた感じ…。


はは。


ヤマたちに言ったら何て言うかな?


ビックリするだろ〜な。


いきなりだもん…。


帰ったら美紀にメールしよ。


そうしないと、


忘れてしまいそうなくらい、


実感がない。


「ふぅ…」


冷静になると、


ホントに体がびしょびしょだな。


帰ったら乾かさないと…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫