《MUMEI》 . 「うんうぅーーッ!!(何すんのよー!!)」 抵抗してみたが、無駄だった。少年たちはもがくわたしをバカにするように、鼻先で笑った。 「おとなしくしてたら、すぐ終わるよ〜」 少年たちの目に、怪しげな光がともった。 ……マジで、ヤバイ!! 少年たちは、不気味な笑みをもらし、卑猥な眼差しでわたしの身体を見つめてくる。 言いようのない恐怖から、わたしはきつく目を閉じた。 −−−だれか………。 だれか、助けてッ!!? 「なにしてんの?」 頭上から、聞き慣れた男の声が降ってきた。 わたしは、目を開く。 . 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |