《MUMEI》 アルミンの助言アルミンは尚も訝しげに詰め寄る。 「ホンマは心配なんやろ?村のコト」 「‥‥‥」 「そないに考えんかてええんとちゃう?心配したかてしゃーないやん」 アルミンにぽんぽんと肩を叩かれて、ルカは少し元気を取り戻したようだった。 「ぁぁ、分かっている」 「──ほな、もちぃと気楽に生きてみぃな」 「気楽‥?」 「せや」 アルミンは飛び上がると、後ろ向きにグルンと宙返りをした。 「ほら、アンタもやってみ」 「わたしが‥?」 「ふふっ、冗談やて」 アルミンは、悪戯っぽく笑う。 前へ |次へ |
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