《MUMEI》

わたしが謎のオカマに、なにか言い返そうとした、

そのとき。



「あ、ママ」



オカマを見ながら、義仲が呟いた。わたしは驚いて言葉をなくす。




…………ママァ!?




オカマは義仲を見ると、パッと表情を明るくした。


「やっだー、ヨッシーじゃなぁい!?」


久しぶりィ〜と、猫撫で声をだす。あの野太い声で。

すこぶる気持ちが悪くなった。




………つーか、《ヨッシー》ってなに?



まさか。




.

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫