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《MUMEI》 叶うかな、願い──。 「──ハイ、これ♪」 「ぇ──」 「御守♪ ほらっ、菜畑もっ」 「‥結構だ」 「突っ返さないの。二人の為に作ったんだからね？」 「‥何だって‥？」 「ミドリ‥自分で作ったの‥？」 「元巫女ですから♪」 「───────」 「‥やれやれ‥度肝を抜かれたな──」 「何それ〜どういう意味？ あたしそんなにぶきっちょに見える訳？」 「‥誰もそんな事は言っていない」 「ありがとう、ミドリ──」 「ふふっ、これで二人の未来安泰って訳だ♪」 前へ |次へ |
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