貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
月下夜終座敷【二】
あ、そうだ、それまでに背中を擦って下さる、ぎしぎしとするの。


そう、そう、

あ、気持ち好い、

アタシ、をぢさまが撫でて下さる手、好きよ。大きくて、易しくて、アタシ、とろりとなってしまうの。


ね、をぢさま、今度はアタシが擦ったげる。ふふ、をぢさまの背中って、大きいのね。中身全て掻き出したら、アタシなんかはすっぽり入ってしまうのでせうね。

あ、御免なさい、ひっかいてしまったわ。でも、こんなのは舐めておけば治るでせうから。ちょいとくすぐったいだらうけど、我慢して頂戴ね。

ふふ、アタシの舌は柔らかいでせう、気持ちが好いでせう、よく、誉められるもの。

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