《MUMEI》 「はーっ帰って来た〜」 「僕達にしてみたら、上京して来た、という感じになるけれどね」 「うん、確かに元々の故郷はあっちだもんね──」 「何はともあれ──無事に桜が見つかって良かった」 「──アゲハ君」 「ん‥」 「ミドリ」 「?」 「ほんとに──ありがとう」 「いいっていいって♪」 「こちらこそ」 「──ぁ〜ぁ、明日から学校かぁ」 「そうだな」 「ぁ〜やだめんどい〜」 「フ‥元巫女なのにな」 「昔は昔。今は今だよ。ていうかその頃科学とかなかったし」 「解れば結構楽しいものだぞ」 「〜〜〜‥菜畑は頭いいからそんな事言えるんだよ〜」 「さぁ、帰ろうか──」 「うん」 たった二日の小さな旅。 色んな事があった。 嬉しい事が、沢山あった。楽しい事も、沢山あった。──二人のお陰。 ありがとう──。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |