《MUMEI》
愛情と嘘の葛藤
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―――…翌朝。



どこかのTV局のモーニングワイドが、真冬の苫小牧の港で身元不明の男性の遺体が上がったと報じている…。



そんな血生臭いニュースを伝えるTV画面を横目に、アンパンマンはホテルに備え付けの受話器を取って、何やら小声で話し込んでいた。



A常務「手筈通り済んだみたいだな…?」



*「ふっふっふ……あぁ、これでそっちの尻についた火も消し易くなったろ?」



恩着せがましく、ふてぶてしく笑う声が、電話の向こうから返事をした。

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