《MUMEI》 八章 シアワセナトキ京都に行って来てから、私達は少し──変わったような気がする。 何がどう変わったのか、はっきりとは分からない。 でも──何かが変わった、そんな気がする。 「──サクヤ」 「っ‥?」 「少しいいか」 「うん──」 頷いて、席を立つ。 アゲハ君に付いて行くと、そこは屋上だった。 「良かったら今週末辺り──どうだろう」 「ぇ」 「ぁ‥すまない、急ぐ事も無いんだろうが‥昔出来なかった分──少し焦ってしまっているのかも知れない──」 「ふふっ、どこ行こうか」 「予定──大丈夫なのか」 前へ |次へ |
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