《MUMEI》
セイル
『ん?なーに笑って
んだよ?お嬢ちゃん
てか、名前はなんて
言うんだ?』


『あっと…ジェルマ
です』


『ふーん、なんか色
気のねー名前だな?
オレはセイルね!』


『で…なんか特徴と
かないのか?髪の毛
の色とか、服装とか
連れの奴は…』


『あっ…赤…じゃ
なくて今は黒い髪
で…』


セイルがジェルマの
言葉に反応した。

…ふ〜ん、今は黒い
ね?…元は赤い髪っ
て事か…何で色を変
えたんだ?

待てよ?確か…何処
かの修道院の大修道
師長が毒殺されて…
犯人の特徴が赤い髪
だったよな?


改めてジェルマを見
るセイル…


もう1人は…見習い
修道士で特徴は確か
金髪のブルーの瞳だ
ったはず…ジェルマ
のブルーの瞳を確認
する


…まさか?コイツは
男?ありえねーな。
でも…変装って事も
…。


『ジェルマ、ちょっ
とこっちに来な!』

人混みを離れ脇道に
入る。

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