《MUMEI》 書を覗き込み、文字を目で追う妖月。 「では紫苑──ぃゃ桜の姫、本当に──」 「ぁぁ‥、?」 「面白そうなのだっ」 「ぃゃ妖月‥確かにそうだが‥」 「それで──この術は何故禁術になっているのだっ?」 「お前‥‥‥ちゃんと内容を理解しておるのか‥?」 「うむっ、してるのだっ」 誇らしげな妖月。 呆れ返る桜。 反応に迷う紫苑。 「──おおっそうだっ」 「妖月‥?」 「ところで私はここへ何をしに来たのだっ?」 「‥!!」 これには、流石の紫苑も苦笑した。 前へ |次へ |
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