《MUMEI》 九章 ホシゾラノシタ「アゲハ君も眠れなかったの?」 「ぁぁ‥‥‥だから少し歩いてみようかと。そうしたら‥君の家の側まで来たから」 「───────」 「?」 「起きてる、って──どうして分かったの?」 「勘だ」 「ぇ‥」 凄い‥‥‥。 「何となく──ではあるけれど」 「それでも凄いよ──」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「ぁ‥ごめん」 「慣れていなくてな、あまり──」 「褒められる事?」 「ぁぁ‥」 「えっと‥‥‥」 言葉が、続かない。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |